活動報告

詳細

  • 国際交流
  • ミャンマー・タイを視察

開催日時
2013年9月23日(月)~2013年9月29日(日)
内容
  • 平成25年度は、9月23日から29日まで12名の団員により、ミャンマー連邦共和国とタイ王国の視察事業を実施しました。
    2011年3月の民政移管を契機に民主化が進展していると言われ、国際支援も大きく動き出したミャンマー。安価な労働力の確保や人口6,000万人といわれる市場を視野に、多くの国が進出を目論んでいますが、進出企業に対する国内法の未整備や、電力・道路などのインフラの不足、事実上最低賃金も無く労働時間をはじめ労働法制が無いに等しい状況など多くの課題があります。仏教徒が9割を占め、勤勉で家族思いのお国柄、経済指標をはじめとする数値だけでは推し量れない豊かさがある国のようで、今後の大きな飛躍に期待しています。
    さらに、現在3,000~5,000社ともいわれる日本企業が進出しているタイを訪問しました。2011年の大洪水による損失で経済成長も落ち込みましたが現在は回復基調にあり、失業率は0.6%と低位で安定、2012年4月には全国一率300バーツの最低賃金も実施されました。最近の傾向として、日本の零細企業の進出が相次いでいること、ビザ免除にともない地方の首長が観光誘致のためのトップセールスを行っていることなどを伺いました。視察団の帰国から2ヵ月後、バンコクでの暴動が大きく報道されており、国内政治をどのように安定させるのか懸念されます。